セルフライナーについて
タンブラーで書き散らしたモノをまとめて再編集しています。
最初に
今まで自分の曲についてコメントすることは極力避けて来た。聴いた人が自分の感想を持ってくれればそれがベストと思っている。なので、これもあくまでも作者でもある自分の感想というつもりで読んでもらえればと思っている。
録音した時の「今」とライブで表現してる「今」は微妙に違うと思う。同じ曲でもその時によって表現していることが全然違うのが面白いところだと思う。演者はもちろん、曲も育つものなので、アルバムだけ持ってる人も是非一度ライブを観に来て欲しいなと思っている。
1.ボタンを押すだけの仕事
俺の弾く馬鹿みたいに歪んだベースリフから始まる、タイトルチューンにしてワレナベ最大の爆音ナンバー。俺も含めた様々な下請け業者について歌った歌。「大貧民」から抜け出すための唯一の方法はゲームに加わらないことのはずなのだが、誰も開いた窓からは逃げ出そうとしない。「お仕事」自体は「ボタンを押すだけ」かも知れないが小銭と引き換えに失うチャンスは大きいのである、みたいな。
一時、バンド的にも自分的も新しい曲が全然書けなくて、ライブバンドとかなんとか言いつつ同じ曲を回してるだけの時期が続き（いやそれはそれで音が固まっていいんだけどさ）、とにかく今の自分を歌う曲をやりたいなと思って作ってみるかと思ったら、できる時はそんなもんで一瞬でできたという。
ライブバージョンのYouTubeに上がっているヤツはキメを盛大に間違えているものの、これが気に入っているのでそのまま使っている。アルバムのライナーといって書き始めといてナンだけど、この曲のスゴさはライブで実際に観て欲しいと思っている。